プロのデザイナーに加えて、「国立台湾師範大学」の学生や台湾で製造業が盛んな中部「彰化」とも連携。6人のクリエーターによる丹波焼や淡路瓦、神戸レザー、豊岡鞄などの産地とコラボした作品8点を展示丹波焼技法と台湾「彰化」の蘭花美学を融合。山野の自然を表現する鉢作りで知られる丹波焼の「伝市窯」が協力し、台湾の著名フローリスト「CNFlower」凌宗湧氏がデザインした陶製器皿。HYOGOの産地×海外デザイナー(台湾)昨年、神戸ファッション協会とTDRI(台湾デザイン研究院)は連携事業の覚書を締結。台湾のクリエーターたちが兵庫を訪れ、丹波焼や淡路瓦、神戸レザー、豊岡鞄などの工房を見学。その後、各産地と密接に連携して商品を開発する共創のプロジェクトが進められてきた。今回の万博会場ではその成果展として、兵庫のものづくりと台湾の技術デザインが融合することで創造した新たな作品を発表。作品の一部は10月に台湾で開催される「台湾デザインエキスポ」に展示される。今後も世界への発信を推進していく予定。兵庫のものづくりと台湾デザインが融合●HYOGO×TDRI(台湾デザイン研究院)【丹波焼】伝市窯×CN Flower※HYOGO×TDRIの作品は、次回7月号で詳細をご紹介!お楽しみに器皿は4種類のサイズがあり、積み木のように組み合わせて、蘭の成長に合わせた拡張が可能台湾で人気のビカクシダの栽培を丹波焼で楽しむ提案として、丹波焼の「伝市窯」と「晴花鹿苑」が共創。植物職人の王音筑氏の監修で実用性と機能性を兼ね備えた丹波焼の植生板が完成。【丹波焼】伝市窯×晴花鹿苑丹波焼は欠けたり壊れても修復する金継ぎ(写真左)で修復可能。万博のSDGsの精神にもぴったり75
元のページ ../index.html#75