神戸のバーテンダーや酒類業界の有志による実行委員会が2019年より開催する『ウイスキーハーバー神戸』。「ウイスキーの楽しさ&美味しさを知ってもらいたい!」との熱い想いのもと念入りな準備を行い、毎年2000枚のチケットが瞬く間に完売するほど大盛況。今年はウイスキーブースにカクテルブース、キッチンカーなどによるフード会場も設営され、計80ものブースがイベントを盛り上げた。 ウイスキーファンのお目当ては、やはりウイスキーブース。世界に名を馳せるジャパニーズウイスキーの蒸溜所から、蒸溜を始めたばかりの新顔クラフト蒸溜所、酒造メーカーやインポーター、ボトラーのブースまで、1000種以上のウイスキーを無料で試飲できる。蒸溜したてのニューポットや熟成途中のニューボーン、リリース前の新商品が試飲できることも大きな魅力。超レアなウイスキーの有料試飲や売切必至なレアボトルの優先予約販売を行う蒸溜所もあり、常に長蛇の列ができているブースも見られた。海峡蒸溜所/トルベイグ明石酒類醸造の海峡蒸溜所では、 最高品質のウイスキー「波門崎(HATOZAKI)ウイスキー」をはじめ、5月23日より数量限定で発売するスコットランドの姉妹蒸溜所「トルベイグ蒸溜所のシングルモルトウイスキー」も試飲用にラインナップ。マルスウイスキー本坊酒造の長野県の駒ヶ岳蒸溜所、鹿児島県の津貫蒸溜所、屋久島エージングセラーと異なる環境を持つ3拠点のウイスキーを飲み比べできる。「神戸はお客さんの幅が広く、色々な人との出会いがある。また運営者が色々気遣ってくれ、イベント終了後の打ち上げも盛り上がるので、毎回楽しみ(笑)」とブレンダーの草野辰朗さん(上の写真左)。ベンチャーウイスキー開場と同時に世界的にその名を知られる「イチローズモルト」目当ての長い行列ができ、閉場まで常に列が切れない人気ブース。初心者でも飲みやすい「ホワイトリーフ」ほか、秩父第1蒸溜所のファーストフィルバーボンバレル9年熟成(アルコール度数63%!)や第2蒸溜所の4年物(66%!)も試飲可能。明石酒類醸造の米澤仁雄代表取締役、スコットランドから来日したマスターブレンダー・ニールマチッソンさん、営業部部長の垂井栄亮さんイベント出展者の皆さん3737
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