KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年6月号
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する歌に、さらに多くの夢が重なった。まさに「夢の種」です。そうして昨年秋、小さかった夢の種は少し大きくなってデジタル配信、僕のもとから歩き出しました。最初から大きな計画があったわけではありません。僕の提案に賛成し助けてくれるスタッフ、きっかけをくれたbillboard classicsも動いてくれています。まわりの人たちがいて大きな力になったから、仕事として進んでいます。本当に感謝。この場を借りてありがとう。現在の音源は、宮本さんのピアノと僕の歌だけど、伴奏だけの音源も作ろうか。楽譜もほしいな。合唱曲になるのもいいな、子どもたちが声を合わせて歌ってくれたら幸せだな。学校の吹奏楽部が演奏してくれるとか、そんなふうに広まっていったら素敵。音楽、エンタメを目指している人の「夢の種」になるといいな。どんな花が咲くのか、どんな枝になるのか、想像はしてるけど、計算してゴールを決めたりしない。僕が作ったとか、僕の思いとか、そんなことも重要ではない。10年後、夢を見る誰かの役に立っていたら、それでいいと思う。これまでも曲は作っていたし、これからも作ります。でもこんなふうに、僕に夢を見させてくれる曲はほかにはないかもしれない。もうひとつ言うと、僕は歌うことでまっすぐな思いを伝えたいから、「音源をいじらないでほしい」とお願いしました。皆さんもご存知だと思いますけど、音を外しても、声が出ていなくても、いくらでもキレイにできるんです。プロだって、毎回、すべてが完璧じゃない。人間だから。でも、そこをいじっちゃうのは違うと僕は思ってる。キレイに整えることで、歌に込めた気持ちから、大事な何かが壊れていく気がしています。この歌が、この先どこで歌われるのか、どんな人が歌ってくれるのか、楽しみで仕方がないのです。城田優公式サイトbillboard classics × SNOOPY『Magical Christmas Night 2024』27

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