『国宝』『ルノワール』今月の映画監督:李相日原作:吉田修一「国宝」(朝日新聞出版刊)出演:吉沢亮 横浜流星/高畑充希 寺島しのぶ 森七菜三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達 永瀬正敏嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎/田中泯 渡辺謙©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025 映画「国宝」製作委員会6月6日(金)より、OSシネマズミント神戸ほか全国公開!監督・脚本:早川千絵出演者:鈴木唯 石田ひかり 中島歩 河合優実 坂東龍汰 リリー・フランキー Hana Hope 高梨琴乃 西原亜希 谷川昭一朗 宮下今日子 中村恩恵配給:ハピネットファントム・スタジオ© 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners6月20日(金)より、kino cinema 神戸国際ほか全国公開!STORY後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された俊介と出会う。正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる2人。ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく…。STORY日本がバブル経済絶頂期にあった1980年代のある夏。11歳のフキは、両親と3人で郊外で暮らしている。ときに大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由な夏休みを過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は複雑な事情が絡み合い、どこか滑稽で刺激的。だが、闘病中の父と、仕事に追われる母の間にはいつしか大きな溝が生まれ、フキの日常も否応なしに揺らいでいく─。INTRODUCTION吉田修一が黒衣を纏い、3年間楽屋に入り書き上げた『国宝』。監督は構想に6年を費やした。血筋か才能か。苦しみながら生きる2人の役者を中心に、豪華な役者陣が歌舞伎の世界を美しく描く。INTRODUCTION第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品した、早川監督の長編2作品目となる新作。人の気持ちに敏感な子どもの目を通して描かれるのは、生きることに悩み、哀しみ、時に怖さに震える大人たち。時代を超えて芸を繋ぐ歌舞伎役者たちが見る景色とは…11歳の少女が触れる不完全な大人たちのままならない人生公式サイトはコチラ公式サイトはコチラ108
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