LED映像を無限に反射。中央の姿見LEDには来場者からランダムに選定された一人が映し出され、対話ができるヌルヌルと変形する“動的”な建物。建物を覆う素材から開発したそう落合陽一氏メディアアーティストデジタルとヒューマンが融合する未来 デジタルとフィジカル、計算機(コンピューター)と自然が融合した世界で、人間がどう変わっていくか?がテーマ。例えばAIが世界に入ってきた時に、人間とAIはどう違うのか、人間はどう過ごしていくのか?を考える機会を生みだせればと思います。建物の外側は鏡でできたドでかい彫刻で、鏡が伸びたり、縮んだり、動いたり。内側はおそらく日本で最大級のLEDのシアター。現実とデジタルの境界線があやふやになり、自分のコピー(ミラードボディ)と対話が可能。もう一人の自分はスマホに格納して持ち帰ることもできます。莫大なお金をかけて実施する万博の面白いところは建物と展示物が同時に作られて、それが撤去されること。壮大に無駄な試みだからこそ、そこでしかできない表現が確実にある。ぜひ未知の風景や未知の体験を楽しんでもらえればと思います。ミラー膜で覆われた建築物がヌルヌルと変形し、周囲の風景を歪め、未知の風景を生みだす。四方に鏡を張り巡らせた展示室では生成AIがつくる映像が流れ、デジタル化されたもう一人の自分と対話する未知の体験が可能。©Yoichi Ochiai落合陽一プロデュースパビリオン公式サイトテーマ「いのちを磨く」null2(ヌルヌル)鏡の迷宮のような空間身体を3Dスキャンしてアプリで自分のAIを生成後、入館する流れ二つの鏡54
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