KOBECCO(月刊神戸っ子2025年5月号)
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黒い壁に水が滝のように連なって流れる出口では子どもの姿をした超精巧なロボットと対話できる石黒 浩氏ロボット学者、大阪大学教授、ATR 石黒浩特別研究所客員所長未来を自分達で考えて作っていく三つのゾーンで最新のアンドロイドを展示しています。ZONE1では「太古から現代」、いのちを宿した人のカタチをしたものを展示、ZONE2は「50年後の未来」。人間とロボット、アンドロイドが共生する未来を物語形式で描きます。ZONE3は1000年後、見たことのないようなアンドロイドが登場し、ビジュアル的にも期待していただけるゾーンです。万博の大事な意義は、皆で責任を持って人間の未来を考えること。1人ひとりが未来をどうしていきたいか、どんな人間の進化を遂げたいのか、環境をつくっていきたいのかを具体的なイメージを持って次の50年に引き継いでいく。未来は責任を持って自分達で作る。そのヒントが万博に隠されており、色々な可能性があることを感じてもらえると思います。高い動作性を持つアンドロイド(人間型ロボット)が次々と登場し、アンドロイドと共生する未来の生活を描く。技術が支え、技術が設計する「いのち」、技術(ロボット)に宿る「いのち」、いのちの可能性を拡げる。石黒 浩プロデュースパビリオン公式サイトテーマ「いのちを拡げる」いのちの未来石黒氏が「ビジュアル的に一番きれい」と誇るZONE3人間そっくりのロボットが動く様子も間近で見られる未来との出会いが、人間の生き方をもっと自由にする。52

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