KOBECCO(月刊神戸っ子2025年5月号)
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『父と僕の終わらない歌』『サブスタンス』今月の映画監督:小泉徳宏出演者:寺尾聰 松坂桃李佐藤栞里 副島淳 大島美幸(森三中) 齋藤飛鳥/ディーン・フジオカ三宅裕司 石倉三郎/佐藤浩市(友情出演)/松坂慶子配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント©2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会5月23日(金)より、OSシネマズミント神戸ほか全国公開! 監督・脚本:コラリー・ファルジャ 『REVENGE リベンジ』出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド配給:ギャガ©The Match Factory5月16日(金)より、OSシネマズミント神戸ほか全国公開! STORYかつてレコードデビューを夢見たものの、息子(松坂桃李)の為にその夢を諦めた父・哲太(寺尾聰)。横須賀で楽器店を営みながら、時折地元のステージで歌声を披露し喝采を浴びてきた哲太だが、ある日、アルツハイマー型認知症と診断されてしまう。すべてを忘れゆく哲太を繋ぎとめたのは、家族と仲間、そして彼が愛した音楽だった―。そこから再び、哲太の夢が家族の夢となって動き始める。STORY50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベスは、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療“サブスタンス”に手を出す。注射するやいなや、エリザベスの背を破って現れたのはエリザベスの上位互換“スー”。若さと美貌に加え、エリザベスの経験を持つスーはたちまちスターダムを駆け上がっていく。一つの精神をシェアするふたりには「一週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめ―。INTRODUCTION病気だから辛いということよりも、愛する人と音楽がある人生は幸せだ!という楽しいメッセージを強く感じる。アメ車にアメカジでご機嫌な寺尾聰の歌が、とにかくかっこいい。INTRODUCTIONデミ・ムーアの“美”と“若さ”への執着の演技が怖すぎる。まさに怪演。歳をとることへの不安は監督のコラリー・ファルジャも経験済みで、この不安を吹っ飛ばす作品が出来上がったと語っている。記憶をなくしても、愛は残る―父と息子が奏でた奇跡の歌“美”“若さ”“成功”への執着がやがて狂気に再生医療で手に入れたのは美しい分身公式サイトはコチラ公式サイトはコチラ109

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