「神戸ハイカレー」は、1964年に旧オリエンタルホテルで誕生。ホテルのレストランで振る舞われるとたちまち評判となり、舌の肥えた外国人や神戸の美食家を魅了した。しかし1995年に阪神淡路大震災で旧オリエンタルホテルが全壊・閉鎖。その味も途絶えることに…。名物カレーが再び食べられるようになるのは約30年後。旧オリエンタルホテルの系譜を持つ「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」が2023年に復活させ、同ホテルのメインダイニング「ALL FLAGS」をはじめ、オリエンタルホテルズ&リゾーツ内のレストランで提供。懐かしの味に喜ぶ人たちに加え、新しいファンも増やし続けてきた。そんななか「美味しいので、家でも食べたい」「友人に贈りたい」というお客さんの声に応えるべく、レトルト化の開発をスタート。約1年かけて、温めるだけで気軽にホテルの味を愉しめるレトルトパックを完成させた。試食会では、神戸メリケンパークオリエンタルホテル総支配人の菅野氏が「震災が起きた神戸っ子に愛されてきた伝統の味!名品「神戸ハイカレー」のレトルトパックが新登場3/25(火)、旧オリエンタルホテルの伝統の味「神戸ハイカレー」がレトルトパックとなって復活。販売開始を記念し、神戸メリケンパークオリエンタルホテルで開かれた試食会に参加しました。神戸メリケンパークオリエンタルホテル総支配人の菅野和矢氏(中右)、現統括料理長の水谷 亮氏(左)、神戸メリケンパークオリエンタルホテル初代総料理長の森光昭氏(中左)、元旧オリエンタルホテル総支配人の松下 衛氏(右)神戸の洋食文化を育んできたオリエンタルホテル104
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