兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第163回し、初めての大仕事でしたので不安もありましたが、280名ほどの市民のみなさまにご来場いただき、御協力いただいた皆様には大変感謝しております。─最初の講演はどんな内容でしたか。生島 伊丹市介護保険課の保健師、屋葺百合香さんが「やってみよう☆伊丹いきいき百歳体操」を演題に、伊丹市が推進している介護予防体操のほか、健康寿命をのばす活動についてわかりやすくお話ししてくださいました。病気や怪我をきっかけに筋力が低下し、要介護状態になることが増えますが、それを防ぐには日常的な運動が重要です。この「いきいき百歳体操」は0~2㎏の重りを手首や足首に巻いて負荷を調整しながら、椅子に座って手足をゆっくり動かす筋力運動で、約30分間の体操を継続する事で座る、─令和6年度はどんなテーマでしたか。生島 昨年度の第22回は10月26日に伊丹アイフォニックホールで開催され、「齢をとるのはこわくない」をテーマに、主に高齢者の健康維持について5名の講師がさまざまな角度から講演してくださいました。令和6年度に私が内科医会の会長を拝命─伊丹市医師会市民健康フォーラムは例年、健康に関する話題を採り上げていますね。生島 はい。フォーラムは平成14年度から開催していますが、生活習慣病や感染症、介護、健康診断など、医療や健康に関する身近な話題をテーマに採り上げています。伊丹市医師会市民健康フォーラム「齢をとるのはこわくない」について伊丹市医師会内科医会 会長いくしま内科クリニック 院長生島 雅士 先生76
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