KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年3月号
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パウル・クレー 20世紀美術に燦然と輝くスターたちとの共演!「この世では、私を理解することなど決してできない。なぜなら私は、死者たちだけでなく、未だ生まれざる者たちとも一緒に住んでいるのだから。」パウル・クレー(1879-1940)のこの言葉は、1920年にクレーの作品を売り出した画廊の販売戦略に用いられて、孤独に瞑想する芸術家としての彼のイメージを広めました。たしかにクレーの作品は謎めいているかもしれません。しかし、同じ時代を生きたほかの多くの前衛芸術家たちと同様に、クレーもまた、仲間たちと刺激を与え合ったり、夢を共有したりしながら、困難な時代を生き抜いたひとりの人間でした。クレーは、人生の根源的な悲劇性と向き合いながら、線と色彩によって光を呼び起こし、抽象のなかに生命のエネルギーを描き出しました。その作品は、歴史的な文脈のなかに置かれることで、また新たな姿を見せることでしょう。本展では、スイスのパウル・クレー・センターの学術協力のもと、クレーと交流のあった芸術家の作品との比較や、当時の貴重な資料の参照を通じて、多くの人や情報が構成する星座=コンステレーションのなかでクレーを捉え直し、その生涯にわたる創造の軌跡をたどります。なお本展は兵庫県立美術館では10年ぶりに開催のクレー展となります。「パウル・クレー展――創造をめぐる星座」「パウル・クレー展――創造をめぐる星座」会期:3月29日(土)~5月25日(日) 観覧料:一般2,000(1,600)円、大学生1,500(1,200)円、高校生以下無料、70歳以上1,000(800)円、障害者手帳等をお持ちの方(一般)500(400)円、障害者手帳等をお持ちの方(大学生)350(300)円※( )内は団体料金※一般以外の料金でご利用される方は要証明書休館日:月曜日(ただし5月5日〔月・祝〕は開館、5月7日〔水〕は休館)開館時間:10時~18時 ※入場は閉館の30分前まで問い合わせ TEL.078-262-1011※展覧会についての詳細は兵庫県立美術館ホームページ(https://www.artm.pref.hyogo.jp/)にてご確認ください63

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