KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年3月号
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五郷GO!」でふるまい酒を頂きながら、日本酒のこと、神様が宿る酒蔵のことなどを学んだら、50メートルの大カウンター席へ「GO!」。SAKEハイボールで乾杯。巽先生のお話で地質学の観点から「神戸の水と食と酒」について学ぶ。観世流シテ方・上田宜照さんの謡「高砂」で邪気払いを終えたら、いよいよお食事がスタート。メニューは「アンチョビ、雲丹、トマト、キャビア、米…」。いつもと同じように素材だけが書かれた15品。神戸牛で取るブイヨンを使うスープは巽先生からのリクエストに応えた一品。お話を聞いて納得した「神戸の硬水と西洋料理」の関係を五感で体験した。一品、一品に合う灘五郷の日本酒をセレクトしたのは、坂野さんの相棒として灘五郷酒所を運営する中野佳子さん。灘五郷の酒造メーカーでマーケターとして活躍した中野さんは日本酒のプロであり、料理とのペアリングのプロ。現在は同店でお酒に合うメニューを考案し、調理も担当している。ズラッと並ぶ灘五郷26の酒蔵の個性豊かな日本酒の中から、それぞれに最も合う一杯を提供した。日本酒と料34

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