地元では「長田さん」として親しまれている長田神社。託宣の神「事代主神」を祀る本殿、幣殿、拝殿をはじめ、境内の6つの末社(天照社、八幡社、月読社、出雲社、松尾社、蛭子社) など16の建物が国の登録有形文化財に登録されている。境内ほぼ全ての木造建築物が貴重な歴史の遺構といえる。さらに、宝物庫に保管されている「黒漆金銅装神輿(こくしつこんどうそうしんよ)」は1969年、国の重要文化財に指定されている。装厳具の技法に優れ、昭和58年~59年(1983~84)の解体修理を経て保存され、その煌びやかな姿が今なお保たれている。源頼朝奉納と伝えられているが定かではなく、康正3年(1457)の修理棟札から、足利尊氏奉納とも考えられる。全面が黒漆で塗られ、屋根は金銅の板張り、軸部と美しきかな ひょうごの文化財長田神社 黒漆金銅装神輿第三回今なお保たれる煌びやかな姿1屋根の上の鳳凰の飾り物は縁起の良い神輿の象徴2黒漆の塗りの所々に金銅の装飾が施されている3修理保存の状況が良く、重厚で美しい姿が保たれている1216
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