KOBECCO Cultuartexhibition■会期 3月15日(土)~5月25日(日)■会場 兵庫陶芸美術館(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし5/5〈月・祝〉・5/6〈火・休〉開館、5/7〈水〉休館)■料金 一般1,200円、大学生900円、高校生以下無料■お問い合わせ TEL.079-597-3961■会期 3月20日(木・祝)~5月18日(日)■会場 西宮市大谷記念美術館(西宮市中浜町4-38)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 水曜日■料金 一般1,200円、高大生600円、小中生400円■交通 阪神「香櫨園」駅から南西へ徒歩6分■お問い合わせ TEL.0798-33-0164永世舎《青釉染付遊魚図大花瓶》明治時代前期~明治時代中期(19世紀後半)個人蔵奥田善巳《エヴァの》1966年東山《染付騎馬人物鹿図鷺耳花瓶》江戸時代後期~明治時代前期(19世紀)兵庫陶芸美術館(北後豐子氏寄贈)大石輝一《ハルビンの中央聖堂》1943年東山焼は、文政5年(1822)に姫路城の南東・播磨国飾東郡東山村の興禅寺山東麓で操業を始め、藩の財政を立て直すため開窯当初から藩の管理下に置かれた。京焼の最新の意匠と、一大生産地の肥前有田の窯業技術を取り入れ、特に古染付写しや祥瑞写しなどの染付に優品が多く見られる。廃藩置県を契機に規模の縮小はみられるものの、明治時代にも作り続けられた。永世舎は明治10年(1877)に士族授産の目的で大蔵前町に設立。また永世舎の陶工・中川勇次郎(1849〜1922)は精緻な竹べら細工が特徴的な陶器を中心とする鷺脚焼を始めている。本展では、近世後期から近代に花開いた、東山焼・永世舎・鷺脚焼などの姫路のやきものを紹介する。美術館の大きな役割である、「展覧会の開催」と「作品の収集保存」との関わりから美術館の歴史を振り返るシリーズ。第3弾となる本展では、展覧会や作品収蔵をきっかけに所蔵されることになった、作家や作品にまつわる資料を取り上げる。作品収蔵に伴って関連する資料もまた、美術館へと託されることがあり、美術作品を取り巻く様々な資料は、作家の制作活動を知る上で非常に重要な役割を果たす。本展では様々な資料を作品とともに展示し、より一層明らかに、そして豊かになる作家たちの創作世界を辿る。兵庫陶芸美術館西宮市大谷記念美術館開館20周年記念特別展東山焼と姫路のやきもの西宮市大谷記念美術館の〈展覧会とコレクション〉3つなげる美術館ヒストリー〈出品作家〉津高和一(1911-1995)/奥田善巳(1931-2011)/植松奎二(1947-)/大石輝一(1894-1972)/伊藤慶之助(1897-1984)/今竹七郎(1905-2000)/松井正(1906-1993)/河野通紀(1918-2002)/大森啓助(1898-1987)/福田眉仙(1875-1963)/山下摩起(1890-1973)〈新収蔵品(2023年度)展示〉大野麥風(1888-1976)113
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