KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年3月号
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─ITについてはどんなお話がありましたか。堀松 「やっぱりデジタルは便利」と、オンラインショッピングやネットを通じたさまざまなサービスを活用することで暮らしが便利になるので、高齢者もどんどん活用すべきだと指摘されていました。また、デジタル技術や人工知能が若い人の知識と高齢者の経験を結ぶ架け橋となり、新しいものを生み出せると力強く語っておられましたね。─会場のみなさまにどんなメッセージを発信していましたか。堀松 勉強することや創造的な視点を持つことの重要性を説いた上で、「いろいろな人と友達になりましょう」「自分の殻に閉とについて~」を演題にお話いただきました。まず、戦時中の疎開体験や戦後の生活、銀行勤務での女性のキャリアなどについてお話され、はじめてパソコンを購入した時のことを「インターネットから翼をもらった」と表現されていたのが印象的でした。また、母親の介護で外出がままならない中、ネットを通じた交流のおかげで孤独にならなかったということがあり、パソコンの可能性について触れられていました。第26回明石市民フォーラムは、昨年10月、明石市民会館中ホールで「目指せ!健康長寿~歳をとってもできることはまだまだある~」をテーマに開催第1部で基調講演をされた89歳のITエバンジェリスト、若宮正子さん103

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