KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年2月号
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KOBECCO Cultu■会期 4月6日(日)まで■会場 中之島香雪美術館(大阪府大阪市北区中之島3-2-4フェスティバルタワー・ウエスト4階)■休館 月曜日(ただし2/24〈月・休〉開館、2/25〈火〉休館)■時間 10:00~17:00 ※2/14・28・3/14・28・4/4(金)は    夜間特別開館19:30まで(入場は閉館30分前まで)■料金 一般1,600(1,400)円、高大生800(600)円、小中生400(200)円※( )内は20名以上の団体料金■お問い合わせ TEL.06-6210-3766artart■会期 2月15日(土)~3月23日(日)■会場 神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館    (神戸市東灘区向洋町中2-9-1)■休館 月曜日(ただし2/24〈月・休〉開館、2/25〈火〉休館)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■料金 一般1,200円、大学生・65歳以上600円、高校生以下無料■交通 六甲ライナー「アイランドセンター駅」から南東すぐ■お問い合わせ TEL.078-858-1520田中徹夫「花の姿」(会員・内閣総理大臣賞)兵庫小灘一紀「悲嘆に暮れる多遅摩毛理(たじまもり)」(理事)大阪前芝武史「caldera」 (会員)兵庫イヴ・クライン《青いヴィーナス》1962年日本最大級の総合美術展、日本美術展覧会「日展」が、神戸の六甲アイランドにある「神戸ゆかりの美術館」「神戸ファッション美術館」2館で開催される。9回、10回に引き続き、いよいよ3度目となる神戸での開催となる。日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5科からなり、例年秋に開催される東京展を皮切りに、国内主要都市で、その地の特色を生かした巡回展が開催される。その年の特選を含む全国を巡回する基本作品に加えて、兵庫、大阪、奈良、和歌山―地元作家の入選作品、総数約530点が一堂に結集。巨匠たちの優品から地元の入選作まで、見る者を圧倒する大作の数々を展観する。20世紀美術は何が描かれているのか分からない、とよく言われる。しかし本当にそうだろうか。大きな戦争を立て続けに経験した20世紀は、多くのアーティストが移住を余儀なくされた時代だった。アーティストたちは新たな表現を次々と開拓したが、同時に異邦の地での孤独と疎外感は、自分は何者か、美術とは何か、という深い問いをくすぶらせつづけた。拍車をかけたのは、大量生産、大量消費の資本主義社会だった。しかし難しく考えずに、まずは「表面」に向き合うことから始めてみよう。大原美術館所蔵の20世紀美術39点と当館所蔵の薬師如来立像による、十人十色の「表面」を眼と心で楽しんでほしい。神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館中之島香雪美術館第11回 日展神戸展特別展 大原美術館所蔵20世紀美術の巨匠たち♡ウォーホル、ロスコ、リキテンスタインホアン・グリス《コップと瓶》1917年※すべて大原美術館蔵ジャクソン・ポロック《ブルー ―白鯨》1943年頃91

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