KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年2月号
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re InformationKOBECCO催しもの情報多聞新八氏は、明石で生まれ育ち、激動の昭和時代を経験した方である。自らが見て聞いた当時の人々の生活や文化を絵と文と川柳で、手記として残した。手記の中には戦争が激化していくなかでの生活などに触れたものもあり、生々しいまでの記録の数々は、後世に伝えるべき貴重な資料でもある。今回の展示では、多聞新八氏の絵と文、道具などを、絵と文にあわせた生活道具や戦争資料とともに展示。当時の人々の生活や考えをより身近に体験して頂ければ幸いである。明石市立文化博物館企画展 くらしのうつりかわり展~多聞新八がえがいた昔の明石~とんび手記『消え行く過去の想出』より■会期 3月16日(日)まで■会場 明石市立文化博物館1階特別展示室(明石市上ノ丸2-13-1)■時間 9:30~17:30(入館は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし2/24〈月・休〉開館)■料金 大人200円、大高生150円、中学生以下無料■交通 JR・山陽電車「明石駅」から北へ徒歩5分■お問い合わせ TEL.078-918-5400※すべて神戸市立博物館蔵(南波松太郎コレクション)「拾箇国絵図」江戸時代、18世紀「和磁石」江戸時代神戸市立博物館は、日本屈指の質と量を兼ね備えた古地図資料を所蔵している。その礎の一つが、寄贈された南波松太郎コレクションである。本展は、南波松太郎コレクションのなかから優品を選りすぐり、広く公開。古地図をこよなく愛した南波松太郎を偲ぶとともに、コレクションの魅力に触れる機会としていただきたい。南波松太郎とは?明治27年大阪生まれ。生来、いろいろなものを集めることが好きで、旧制中学校の同級生に誘われて古地図の蒐集をはじめたという。東京帝国大学卒業後は三菱造船神戸造船所に勤め、東京帝国大学教授、神戸商船大学教授、大阪産業大学教授などを歴任。生涯を通して蒐集・形成したコレクションは日本有数のものであった。神戸市立博物館特別展 古地図からひろがる世界―南波松太郎・蒐集70年の軌跡―exhibition■会期 2月1日(土)~3月23日(日)■会場 神戸市立博物館(神戸市中央区京町24)■時間 9:30~17:30    (金・土20:00まで、入場は閉館30分前まで)■休館 月曜(ただし2/24〈月・休〉開館、2/25〈火〉休館)■料金 一般1,400円、大学生700円、高校生以下無料    ※上記料金で同時開催特別展「日本銅版画30の極み」も    ご覧いただけます。■交通 JR・阪神「元町駅」から南東へ徒歩約10分■お問い合わせ TEL.078-391-0035exhibition90

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