中村 避難計画の話し合いはケアマネージャーが主導し、理学療法士、訪問介護士、訪問看護師、薬剤師、栄養士といった専門職を交え実践的に行いました。地域ケア会議では本物の警察官が特殊詐欺の啓発をおこなったほか、助けが必要な人の名簿作成、訪問や声かけなどをおこなっている千代が丘地域の取り組みを防災福祉コミュニティの代表者が紹介しました。また、医療的ケアが必要な子どもや障がい者への対応や配慮についても解説がありました。─医療・介護の防災六か条をご紹介ください。中村 ①ハザードマップを確認しよう、②72時間耐えられる準備をしよう、③あんしんシートを書こう、④医療・介護の緊急バッグを準備しよう、⑤自助、共助、公助で安心の町を作ろう、⑥地域の人とつながろう、避難訓練に参加しよう、以上の6つですが、これらについて、まずはできることをやっていくことが大切だと思います。の手帳をスマホで撮影しておくのも便利なようです。また、ペットの避難についても、普段からキャリーやケージでごはんを食べさせるなど慣れさせておきましょうと獣医師からアドバイスがありました。─お隣さんの避難計画の話し合いや地域ケア会議では、どんな話題が出ましたか。品、阪神・淡路大震災をきっかけにできたお薬手帳、災害対応の内容が盛り込まれたケアプランやケアマネージャーの名刺も持ち出しましょうということでしたが、口腔ケア用品については秀有剛垂水区歯科医師会長、お薬手帳については厚東哲治垂水区薬剤師会長が自ら出演、解説しました。なお、お薬手帳はスマホアプリがおすすめで、また紙8作目となる今回は、「裕次郎さんの防災~医療・介護の防災六か条~」をテーマに開催。4年ぶりのフォーラムとなり、定員500席が満席となった86
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