KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年2月号
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特製デミソースがしみた神戸ビーフのビフカツサンドや2口サイズのオムライスなど宝石のように輝く料理がズラリ。そんな見目麗しい洋食にマッチするカクテルを提供するのは、神戸が誇る3人のバーテンダーだ。確かな技能を持った実力者達がカクテルとノンアルコールカクテルを三者三様に提案した。『サヴォイ オマージュ』は「素材感ある池㞍さんの料理に負けないようパンチのあるカクテルを」と森﨑さん。カニ料理にはクセありなセロリとテキーラ、ビフカツには赤ワイン風という斬新なハーモニー。生産者の顔が見える素材にこだわる『バー ローゲンジッツ難波』の難波さんは、ほろ苦いケールのキッシュにはトマト農家の弟さんのトマトを採用した真っ赤なカクテルを。ノンアルコールゆえ、“牙を抜かれたドラキュラ伯爵”というユニークなカクテル名で。「寒い冬、ホットカクテルで心も身体も温めてほしい」と語るのは『ザ ナインティーンス バー』の藤井美晴さん。添加物皆無のほうじ茶リキュールを使うなど、身体思いのカクテルを素敵な笑顔と共に提供した。参加した人達は「カクテルは単品で飲むものと思っていたが、料SAVOY hommageサヴォイ オマージュバー ローゲンジッツBAR Logensitz 難波蟹の旨味満載の松葉蟹のクリームコロッケにはボディ感が強いセロリに緑茶等を合わせたテキーラのカクテル。無花果コンポートを使ったデミソースのビフカツサンドには様々な酸味を重ね赤ワインの味や栄養素を再現したノンアルコールカクテル丹波地鶏が入る濃厚なオムライスには、姫レモンの葉っぱをウォッカに漬け込み、紅マドンナと合わせた爽やかなカクテル。ほろ苦いケールのキッシュには、バジルとエルダーフラワーで香りづけしたトマトジュースのノンアルコールカクテルを提案サントリー ザ・カクテルアワード2024で優勝した森﨑和哉さんが最高技術を発揮香りをテーマに考案したという難波宏行さんのカクテルは五感に響く味わいが特徴44

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