KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年2月号
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村本 皆、自分の店の営業をしつつの準備だから。宮森 イベント名一つとってもアレコレ考えて。「ウイスキートーク福岡」「秩父ウイスキー祭」「ウイスキーラバーズ名古屋」など、他のキャッチーな名前と差別化するべく神戸を連想できる名前にしようと、案を出し合って「ウイスキーハーバー神戸」に決定。確か、もう一つ候補が…。村本 「ウイスキーウイスキー」。文字遊びが好きなうちのお客様が“ウイスキーは私達(WE)も好き”という意味で考えてくださったんです(笑)。川上 そうそう、いい案だったから迷った。熊野 WHKは県外からのお客様も多いからイメージも大事。僕は卸売&インポーターという仕事柄、メーカーさん、バーテンダーさんと接する機会が頻繁にあり、皆さんから「神戸らしい、いいイベントだね」と評価いただいています。宮森 回を重ねるごとに少しずつ良くなっているのは確かですね。神戸市の後援、観光局や企業など、サポートの輪も広がってきました。今年はチラシを早めに製作して、バーや飲食店、商店街などにもご挨拶を兼ねて伺い、神戸の人達への周知の最大化を意識して活動中です。村本 WHKを通じて、神戸の街全体が盛り上がってほしいという想いがありますからね。自由度が高いウイスキー様々な飲み方で堪能しよう…ウイスキーって、とっつきにくい印象があるのでは?熊野 そう考えている人にもぜひご来場いただき、広い領域の人にウイスキーの魅力を知ってもらいたいです。川上 「ウイスキーの美味しさがよくわからない」という人もきっと魅力を感じてもらえると思います。宮森 僕自身も実はバーテンダーになるまでウイスキーが苦手でした。度数の強さに押されて、原酒が持つ繊細な香味までたどり着けなかったから。ただ飲み続けていくうちに美味しいと思える瞬間が来たので、WHKがそんなきっかけになることを願っています。ウイスキーが年数をかけて熟成するように、奥深い価値を掘り起こしてもらえればと。村本 ウイスキーは味の違いがわかりやすいお酒。クセのあるものもあれば、スモーキーなものもあり、あっさりした風味のものもある。会場では無料で試飲できる銘柄が多数あるので、ぜひ飲み比べてほしいですね。味の違いについて語り合う会話がまた楽しい。ストレートやソーダ割り、自由な飲み方で好みを探っていただければと思います。川上 ウイスキーは熟成させる樽で味が変わります。「美味しくない」と思ったお酒でも、違う昨年度の会場の様子34

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