KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年1月号
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て、一緒に社会的価値を向上させていけるような仕組みやイベントを計画しています。二つ目は、「コミュニティ型の価値創造」です。例えば「お客様と共に楽しみ、共に創る体験型モビリティテーマパーク」と位置付けた次世代店舗“イベントスクエア”では、現在、土日は子ども向けの整備士体験会などを行い、平日は、地域の方に無料で貸し出してイベントンカーはお客様ないしはお客様のご紹介の方でお願いするし、会議する時にお弁当を取るんですけども、これもお客様の店のお弁当です。こうした取り組みを続けることで、感情移入もして下さるでしょうし、地域の活性化の一助にもなると思っています。お話を聞いていて、ディーラーというより、サロンという印象を受けました。みんなが集まって、ここからまた新しい価値を生み出して広がっていけば良いなと思っています。様々な新しい取り組みをされていますが、そのアイデアの源泉は何なんでしょうか?そうですね。それはメーカーが与えてくれることがヒントになることもありますし、やはり新しいことを始めると、新しい人とのお付き合いが出てきます。そや教室を行ってもらい、価値創造の場として活用しています。無料で場所を貸し出すということですが、それがどのような形で御社に還元されているのでしょうか?自分たちだけに還元されるのではなくて、業界全体のことを考えています。若者の車離れという現象もありますが、イベントスクエアでの体験をきっかけに、車に興味を持つ子どもが増えたらいいな、とか、市場全体が盛り上がっていけば  という思いです。「バリュー・チェンジャー」、中核の3つ目は何でしょうか?お客様が感情移入をしてくれるような店舗やスタッフを作っていくことです。例えばお店のイベントの企画にもお客様に参画してもらって、絆を深めていけるような会社でありたいんです。これも例えばになりますが、キッチンカーを呼ぶようなイベントを開いたとすると、そのキッチ“新たな挑戦”が生みだすアイデアの好循環次世代店舗「イベントスクエア」48

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