KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年1月号
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D-Kometは発災直後に動くことを想定しています。キムラ 初動体制が組織化されていたら、南海トラフが起こった時に全然違いますよね。堀本 阪神・淡路大震災を経験した医師会としては、何とかお役に立てればという思いです。もちろん、神戸市行政のサポートも必要になってきますので、研修・訓練への協力や衛星を使った通信手段の確保などをお願いしようと考えています。キムラ 神戸市は災害時の支援体制が進んでいる自治体であってほしいと願っています。能登の地震の直後、神戸の人が真っ先に支援をしたとニュースで知り、自分たちが助けてもらったから、自分たちがどれだけ大変なことかを身をもって知っているから動けるのだなと。神戸が日本で一番、災害対応を引っ張っていく都市であるといいですね。1986年大阪医科大学卒業。心臓外科を専門として、市立枚方市民病院や南大阪病院などに勤務の後、ボストンとニューヨークでの海外留学で研鑽を積む。大阪医科大学胸部外科講師を経て、2006年堀本医院を開業。2018年より東灘区医師会長、2022年より現職。日本循環器学会循環器専門医。神戸市医師会会長 堀ほりもと本 仁ひとし士103

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