波検査、排尿日誌の確認などを必要に応じておこないます。─腹圧性尿失禁の治療について教えてください。寺尾 お薬や手術も選択肢ですが、程度が軽い場合、日常生活の中でできる行動療法も有効です。行動療法は減量などの生活指導、膀胱の訓練、そして骨盤底筋のトレーニングがあります。会場では新開先生から骨盤底筋訓練の方法が紹介されました(図1)。─過活動膀胱についてはどのようなお話でしたか。寺尾 新開先生からはまず、過活動膀胱は8人に1人が悩む病気で、受診率が男性36%に対し女性が7%と極端に低いという報告がありました。また、症状や原因、リスクなどを解説の上、QOL(生活の質)に関わる病気と話していました。─過活動膀胱はどのようにして治すのですか。寺尾 病状に合わせて行動療法、お薬、手術のほか、神経に電(図1)骨盤底筋訓練(新開先生の講演スライドより)92
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