KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年12月号
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売をおこなう鹿沼化成工業の社長、武山信良氏があいさつし、工学的な視点から芝生の管理について科学的に解析したところ「土づくりが大事」という結論に達したことや、完熟堆肥を活用することでコース管理の低予算化や効率化が見込めることを力説。続いて武山氏の子息で同社常務の小堀泰治氏が、「芝生管理の標準化について」をテーマにゴルフコースに不可欠な芝生のメンテナンスについてレクチャーした。温暖化が進む中、特に光合成の最適温度が比較的低いベント芝の管理は難しくなってきているが、「気象条件はコントロールできないが、土壌条件は最適化できるので、適切で健全な土壌をつくることがますます重要になってきています」と小堀氏は、土を団粒構造にすること、有用微生物が住み着きやすい土壌にすることがポイントで、そのためには完熟堆肥を使用して地力を高めることが必須と語った。また、芝生はもともと雑草であ小堀泰治さんは「芝生管理の標準化について」について講演乾杯は岡橋清元さん『低コストと省力化を実現するゴルフ場芝生管理革命』の著者で知られる武山信良さん47

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