KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年12月号
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頁)。しかし、兵庫県立美術館の現在地点において、当時の「心配」が「魅力」の核心であることを疑う人はないでしょう。企画棟とギャラリー棟にはさまれた2階と3階にANDOGALLERYがあり、その南に美術館の顔たる円形階段があります。ここから南の階段を下りてハーバーウォークでのんびりするもよし、ガラスでできた壁をひとめぐりしながら野外彫刻を鑑賞するもよし、3階にあがって「青りんご」に出会い、さらに4階へと進めば、海と山にはさまれた神戸ならではの風景と都会的な流動感を堪能できるでしょう。(学芸員・西田 桐子)1階から4階までの吹き抜け/撮影:表恒匡円形テラスとANDO GALLERY/撮影:表恒匡夕暮れの美術館/撮影:表恒匡ANDO GALLERYの内部/撮影:表恒匡南側から大階段とトレードマークの3つの大庇/撮影:表恒匡■神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1■TEL.078-262-1011■休館日:月曜 (祝日・振休の場合は翌日)※メンテナンス休館: 12月9日(月)~12月20日(金)■開館時間:10:00-18:00 (展示室への入室は17:30まで)兵庫県立美術館HYOGO PREFECTURALMUSEUM OF ART15

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