兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第159回でも実は、それだけじゃないんです。─ほかにどんなことをしているのですか。川﨑 例えば、自己の診療時間外も最善の医療が継続されるよう、地域の医師や医療機関などとお互いに協力して休日や夜間でも対応できる体制を構築しています。また、健康相談、特定検診やがん検診などの健康診断、母子保健・学校保健・産業保健・地域保健などの地域における医療を取り巻く社会的活動や行政活動に積極的に参加するとともに、地域包括ケアシステムにおいても保健・介護・福祉関係者と連携して、地域の方々が少しでも長く地域で生活できるよう在宅医療を推進するという役割も担っています。導をおこなっています。また、専門分野外のことは、他の医療機関を紹介するなどして解決策を提供しています。患者さんやその家族に対してわかりやすく医療に関する情報をお伝えするのも重要な役割です。─かかりつけ医には、どのような機能がありますか。川﨑 日常おこなっている診察においては、患者さん一人ひとりの健康状態はもちろん、仕事や習慣など生活の背景も把握しつつ、適切に治療や療養指かかりつけ医機能の中でチーム医療を考える兵庫県医師会 医政研究委員会委員川﨑医院 院長川﨑 史寬 先生80
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