KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年11月号
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ちょっといつもと違う場所でよくやっている。それが逆にいうとイレギュラーであればあるほどうれしいですし、その土地土地の、やっぱあるじゃないですか味があるところというか、そういう所のほうが逆に嬉しいのが、素直な感想でしたね。─新開地はご存知でしたか。新開地は知ってます。何回か来てるんですよ飯食いにとか。ぶらぶらしている時に、ここが神戸新開地・喜楽館でって話はしていたような。まさかここでライブやるとは。─キヨサクさんが今日の告知をインスタグラムで投稿された途端、すぐにチケットが完売。フォロワーさんからは「歌舞伎?落語?」「ウクレレで落語をやるんですか?」地元の人からは「ウクレレ漫談の人が来る」という声が。神戸新開地・喜楽館でするウクレレジプシーでは何か意識したものは。ハハハ。そう言われると…。ねぇ。逆に言うとギャップを楽しんでもらいたいなと思うし、いい意味での違和感というよりは、言えばウクレレ漫談もね、そこにあるわけですから。─今日はどちらをされるのかなっていう、ちょっと期待もありますけれども。本日のセットリスト、選曲した想いを。基本、その場その場で。例えば起承転結、頭と真ん中と後半だけは何となく決めて、間はお客さんの雰囲気とかを見ながら。目星だけつけて、始まってしまうとすぐ終わっちゃうので、あとであれもしたかった、これもしたかった〜で終わっちゃうとかよくあるんですよ。UKULELE GYPSYとMONGOL800と沖縄─ウクレレジプシーはソロ名義で、MONGOL800ではベースボーカルとしてご活動をされていますが、それぞれに対する想いや、音楽表現などの違いはありますか。意識はしていないんですけど、最近例えば曲作りでもウクレレを使ったりするんですよ。だからいい意味でモンパチにも反映されているし。ウクレレで作った楽曲をモンパチにもっていって、テンポを上げて変えてみたり、その逆もしかりでモンパチで作った曲をウクレレでテンポを落として、しっかり聴いてもらえるように。その行ったり来たりなんですけど。表裏一体ではあるんですけど、陰と陽、静と動じゃないですけど。そういう感じは見た目にもあるしね。ウクレレでしっぽりっていうのもね。─そうなんですね。てっきりあるのかと思ってました。棲み分けが。割りとしてないですね、元々弾き語りやモンパチでバラードの曲もありますし。そういう意味では棲み分けはしてなくて。ただやっぱりね、沖縄からの移動とか単純に物理的なことを考えると、なるべく身軽に。が、ポリシーになってくるというか(笑)、おのずと全国をまわるなら。でもそういう時にはウクレレという楽器がもってこいで、ギターでも多分いいんですけど35

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