KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年10月号
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JR神戸駅から西へ徒歩3分のところにある古民家風の建物。2015年創業『べこやはな丸』は上質の焼肉をリーズナブルな価格で食べることができる。一風変わった店名はオーナーの好きな言葉である「花鳥風月」に由来。神戸一円で展開する飲食店グループの「花」を担っている。東北、九州、四国など産地に縛られず質にこだわり厳選された黒毛和牛は新鮮さと旨みが堪能できる。「あの~ひとり焼肉はできますか?」と質問をしたところ「はい」と笑顔で返事をしてくれたのは店長の元持剛さん。聞けば「ちょいっとずつ盛り」というオススメ部位7種を2切れずつ合わせたプレートメニューがあり界隈のサラリーマンが自身へのご褒美として注文するという。そんな肉のテーマパークにはシメを飾る名物メニューがある。店名を背負う「はな丸丼」は火入れにこだわった自家製ローストビーフをユッケ風にアレンジ。石川県のブランド米とニンニクをガツンと効かしたオリジナルたれが合わさりサイドメニューにふさわしいプチ贅沢を演出している。店内は半個室や20名まで可能な座敷も完備。温かみのある雰囲気の中、炭火を囲みながら「丼の相棒」を手に至福の時間を過ごすことができた。第130回究極のご褒美めし…それはひとり焼肉名物のサイドメニューにも注目『べこやはな丸』神戸のカクシボタンkakushi button写真/文 岡 力元持剛店長とスタッフの高橋昂太郎さん試行錯誤の末に完成した「はな丸丼」欲張りなおひとり様には嬉しい「ちょいっとずつ盛り」■べこやはな丸神戸市中央区相生町5-16-14【電】078-578-4111【営】月~土17時~翌0:00(料理・ドリンクL.O.23時30分)日17時~23時30分(料理・ドリンクL.O.23時)■岡力(おか りき)コラムニスト・放送作家ふるさとが神戸市垂水区。関西の大衆文化をテーマとした執筆・テレビ、ラジオ番組を企画。日本放送作家協会関西支部事務局長。大阪芸術大学短期大学部(伊丹学舎)、神戸電子専門学校 非常勤講師。67

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