KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年10月号
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ダイエー資料館学生に受け継がれる思い終わりが始まり。本学の象徴であるベルタワーをバックに『りゅうか』ともお別れ。前年は年間1400人ほど来場者のあった資料館は、当時の思いを引き継ぐ貴重な場所として多くの人に愛されている。どこに出ても物怖じすることなく逆境でもたくましく生き抜くという意味が込められた「ネアカ のびのび へこたれず」という中内㓛氏の言葉を心に刻んだところで本日の「あいまのりすと」はこれにて終了。最後は、2021年秋に改装された『ダイエー資料館』。中内ダイエーの歴史を振り返り、「流通とは何か」を考えることができる。ほぼ実寸大といえる「主婦の店ダイエー」を再現した展示はインパクト抜群だ。他にも全国約400店舗分の写真や実際に使用されていたマニュアルなど膨大な量の資料が展示されており、連日全国各地から多くの見学者が訪れる。当時を知る方からは「懐かしい」「昔に戻ったみたい」という声をいただくという。中内㓛氏の思いを振り返り未来に繋ぐ貴重な資料館として学生にも多くの影響を与えている。「中内㓛記念館」神戸市西区学園西町3-1開館時間:10:00~15:00(月~金)【要予約】休館日:土・日・祝※詳細はHPでご確認ください。「キャッシュレジスター博物館」※詳細はHPでご確認ください。「ダイエー資料館」※詳細はHPでご確認ください。りゅうか流通科学大学のコミュニケーションキャラクター。大学構内に住んでおり、好奇心旺盛な頑張り屋さん。学園祭やオープンキャンパスはもちろん、学外のイベントにも訪れる。(プロフィール)中西若菜(なかにし わかな)ひまつぶしをこよなく愛するZ世代クリエイティブディレクター・放送作家。テレビ番組、イベント制作の傍らデザイン作品をSNSで発表し代表作に「マカロニえんぴつ」(2022年夏フェスグッズ)がある。日本放送作家協会関西支部会員。113

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