KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年9月号
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13245不純物を除去して板状にプレスされた材料を「200万年前の土です(笑)」と興津さんが紹介し、参加者は指先でつまみ、滑らかさやきめ細かさを体験した。約1000度の高温で焼成・燻化する窯、神社仏閣の鬼瓦修復作業の現場を見学し、併設の「Ibushi Gallery 瓦廊」へ。鬼瓦、鬼をモチーフにした置物や小物類が並ぶ。オリジナルのかわいい「鬼達磨」を手に「日本人にとって鬼は怖い存在?優しい存在?」と質問。予想外の問いに「守ってくれる優しい存在です」と答える興津さん。新しい視点から生まれるコラボ製品に期待が膨らむ。昼食後一行は、淡路で175年の歴史を持つ「線香」を株式会社薫寿堂で見学し、明石海峡大橋を渡り次の訪問地へと向かった。1鬼瓦の種類と数に圧倒される台湾のデザイナーたち 2社寺仏閣からの修復の依頼も多い 3淡路にただ一人の女性の鬼師は、興津社長の奥様 4約500年前の桃山時代の鬼瓦も残る 5「Ibushi Gallery 瓦廊」で多彩な商品を見学し、商品化のヒントを探る薫寿堂を訪問し線香について話を伺う60

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