10-44秒:重力が生まれる 10-34秒 1017秒:現在 1013秒:電子が原子に閉じ込められる、宇宙の晴れ上がり 1032度 10-36秒:強い力が生まれる 10-11秒:弱い力と電磁力が生まれる 1028度 1015度 100度 103度 1012度 1014度 10-8秒 10-4秒 100秒:そして、粒子だけが残った 1010度 102秒 109度 インフレイションの時代 クォークが陽子に閉じ込められる 元素合成 1016秒:最初の星が誕生する 1016秒:銀河が誕生する かもしれません。そして、ビッグバンの終わり、前回お話しした「宇宙の晴れ上がり」が、「宇宙の初期」どころか、年表のずいぶん下のほうにあることにも驚かれるかもしれません。「ビッグバンは最近まで続いていたのか」と。でも、宇宙論的には「そうなのです」。では、この宇宙年表を現在から過去に遡って、図では下から上へと、何が起きたかを順に見ていきましょう。下から上へ向かうと、温度としては上がっていく方向ですので、「今ある宇宙の物質を温めていくとどうなるか」を見ていくのと同じになります。温めるのであれば実験することが可能ですので、過去のできごとでも「まるで見てきたかのように」再現できるのです。まず、1013秒後です。このとき、前回(第14回)お話しした、「宇宙の晴れ上がり」が起きました。100秒後から102秒後、この間に、元素合成が行われました。一年前になりますが、本稿の第3回で、原子は原子核と電宇宙年表55
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