KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年8月号
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KOBECCO Cultu同館は、2024年7月に15周年を迎える。この度、前期・後期の2回にわたり、コレクションから関西ゆかりの作家と、エコール・ド・パリを核としたフランスの作家を紹介する。後期で紹介するマリー・ローランサンやマルク・シャガールらは、エコール・ド・パリ(パリ派)と称され、パリで一時代を画した作家たち。彼らの作品をとおし、19世紀から20世紀にかけて生まれた美の潮流とその背景にある物語を辿る。昨日から今日、明日へと移る彼らの眼差しと生きてきた時間の一片に触れることで、私たちもまたアートの旅人となり得るのではないだろうか。artexhibition■会期 8月17日(土)~10月14日(月・祝)■会場 西宮市大谷記念美術館(西宮市中浜町4-38)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 水曜日■料金 一般1,300円、高大生600円、小中生400円■交通 阪神「香櫨園」駅から南西へ徒歩6分■お問い合わせ TEL.0798-33-0164■会期 8月27日(火)~10月6日(日)【後期】■会場 神戸市灘区岩屋中町4-2-7(BBプラザ2F)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし9/16〈月・祝〉・23〈月・振休〉開館)■料金 一般400円、65歳以上200円、大学生以下無料■交通 阪神「岩屋駅」改札を出てすぐ南側■お問い合わせ TEL.078-802-9286ルビィ・ライト(イギリス)《博物館で》ホアキン・カンプ(アルゼンチン)《ねこ》西岡 秀樹(日本)《おとどけもの》※全てBBプラザ美術館蔵エドガー・ドガ《靴下をはく踊り子》制作年不詳ピエール・ラプラード《教会》制作年不詳マリー・ローランサン《読書》1950イタリア・ボローニャで開催されている、世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」では毎年、絵本原画のコンクールが行われており、世界各地から多くのイラストレーターが作品を応募している。西宮市大谷記念美術館では、このコンクールで入選した作品を紹介する「ボローニャ国際絵本原画展」を、毎年恒例の展覧会として開催してきた。今年は81カ国・地域から3,520組の応募があり、日本人4人を含む32カ国・地域の78作家が入選。本展では全入選作品を紹介する。また特別展示として、SM出版賞を受賞したアンドレア・アンティノーリ(2023年受賞/第13回)の作品も展示する。西宮市大谷記念美術館2024 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展後期:フランスの作家たちの物語BBプラザ美術館開館15周年記念コレクション展明日への出発97

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