KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年8月号
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音楽が入り、特にロシア革命の頃にウクライナ出身のエマヌエル・メッテルやオーストリア出身のヨーゼフ・ラスカが阪神間を拠点とし、メッテルは朝比奈隆や服部良一、ラスカは貴志康一といった日本を代表するクラシック音楽家の才能を羽ばたかせたと流れを解説。三宮にあるモーツァルト像や神戸駅近くのプレスリー像の設置のエピソードも紹介した。続いて雅楽奏者の芳村直也さんが龍りゅうてき笛を手に壇上へ。篳ひち篥りきの深親亮介さんや笙しょうの芳村由記さんと雅楽や楽器について説明し、3人で「越天楽」を奏でると、その美しい音色で観衆たちを魅了した。さらにピアノの野間由起さんも加わり、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」など現代の曲も披露。古典音楽というイメージを打ち破り、笠井敏光館長も「画期的でしたね」と雅楽の可能性について笑顔で語った。歴史講演会灘の近代と鉄道敷設日 時9月7日(土)14:00〜会 場灘区文化センター大会議室(JR六甲道駅直結・メイン六甲5F)受講料 500円問合せ 灘区文化センター 078-841-1711入館者30万人を達成!83

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