KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年8月号
31/136

最短6年で大学入学から博士へ!高度情報社会の人材育成を目指す新学部来年新設される「システム情報学部」についてお聞かせ下さい。この学部は、文部科学省から「令和5年度 大学・高専機能強化支援事業(高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援)」ハイレベル枠に選定されたことに伴い、もともとあった工学部情報知能工学科を改組し、学部と大学院を一体的に運用する学部として新設しました。最大の特徴は、最短6年で大学入学から博士の学位取得を可能にしているカリキュラムを導入している点です。また、最初にデジタル技術の様々な専門科目について学修したあとで、教養を学ぶ「反転教養教育」を取り入れていることも特徴です。新学部を通して目指すものは何でしょうか?日本にはデジタル情報人材1960年生まれ 兵庫県出身。1984年神戸大学医学部卒業。89年同大学大学院医学研究科博士課程修了。2005年同大学大学院医学研究科腎泌尿器科学分野教授、その後医学部附属病院長、医学研究科長などを経て2021年より現職。日本泌尿器科学会理事長など歴任。国産の手術支援ロボット「hinotori」の開発に携わり、1例目の手術を執刀、成功させる。藤ふじさわ澤 正まさと人さん神戸大学学長31

元のページ  ../index.html#31

このブックを見る