KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年8月号
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いたのが打ち砕かれました。27歳の頃です」と吐露した。「大竹さん、白石さんがただ舞台に立つだけで全観客の視線が集まるのですから」圧倒されたと痛感し、以来、さらに演技を磨こう…と心に決めたという。そして今、自分が舞台の真ん中で観客の視線を一身に集める存在になっている。それだけに、次の世代へ演劇の魅力を伝える世代になった責任を自覚している…とも。神戸が生んだ演劇界のトップランナーに、「故郷・神戸で演劇を志す若者たちの育成、活躍の場も必要では」と提示すると、「いいですね。かつて自分が憧れた俳優、芝居の魅力を誰かが次世代へ伝えないと…。機会があれば、やってみたいですね」と優しく笑った。2024年劇団☆新感線 44周年興行・夏秋公演いのうえ歌舞伎『バサラオ』大阪公演■日時:2024年10月5日(土)~10月17日(木)■会場:フェスティバルホール■作:中島かずき ■演出:いのうえひでのり ■出演:生田斗真 中村倫也/   西野七瀬 粟根まこと/   りょう/古田新太 ■企画・製作:ヴィレッヂ 劇団☆新感線問合せいのうえ歌舞伎『バサラオ』取材会にて。左から、いのうえひでのり、中村倫也、生田斗真、古田新太29

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