広報と硬式野球部副顧問の二刀流で業務をおこなう幡谷望さん高校時代は投手として活躍恵まれた環境で練習に励む流科学大学硬式野球部 連載コラム 「球きゅうゆうさいかい友再会」 文・写真/岡力<コラムニスト> あの日あの頃、いつの時代も白球のそばにはドラマがある。このコーナーでは京阪神の野球にまつわる様々なエピソードをご紹介します。Vol.11 学生時代から掲げる目標に向かって挑戦!!流通科学大学 硬式野球部・副顧問 幡谷望さん「大学時代に硬式野球部の主務や学内独立団体の体育会会長を務めていたことから学内で手続きを行うことが多くありました。その際に学生課の方が親身になって関わってくださったことから興味を持つようになりました」。総勢100名の部員が日々練習に励むグラウンドを眺めながら流通科学大学で企画・広報を担当する幡谷望さんは自身の野球人生を振り返った。現在、忙しい業務の傍ら硬式野球部の副顧問を兼務し選手の生活指導や指導者との連携を行っている。1996年生まれ、兵庫県尼崎市出身。小学2年の時から野球を始め地元の強豪・尼崎高校へ進学。腰の分離症を患い怪我に悩まされた時期もあったが投手としてメンバー入りを果たしチームを春季兵庫県高等学校野球大会ベスト8に牽引した。後の職場となる流通科学大学時代は主務と学生コーチを担当。「主将とは違った目線で、選手を見極める必要がありました。自身の言うことを聞いてもらうためには信頼関係が必要です。試合に出場するためのヒントを与えながら監督に推薦するのも業務のひとつです。見えない部分、伝わらない部分を水面下でコントロールすることが学生主務の大きな役割であったと思います」。今後の目標をお聞きすると「卒業生が叶えることのできなかった一部昇格を成し遂げて欲しいものです」と語る幡谷さん。学生時代に掲げた目標は社会人になった今でも変わることなく挑戦は続く。96
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