KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年7月号
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ビフテキのカワムラ西宮店 陽だまりのようなエントランスから、優雅ならせん階段を登り店内へ。大きな窓と煉瓦の壁、開放感と落ち着きを兼ね備えた店内はゆったりとしたプランニング。カワムラで唯一、4名の小さなテーブル席があり、小家族やデートにも。2室ある個室は白い石壁で明るい雰囲気。 西宮はもちろん、隣接する芦屋や宝塚などのほか、目の前の国道171号で結ばれる豊中や箕面など北大阪エリアからの来客も多いとか。郊外店ゆえファミリー利用が中心で、お子様向けサービスにも心を砕く。 オープンから36年、親子三代の常連さんも多い。昼は近隣のマダムやビジネスマンの普段使いで、夜は特別な日のお食事や家族団らんのディナーで賑わうが、いつ来ても変わらぬ珠玉の味で、舌の肥えた阪神間のグルメたちを唸らせている。ビフテキのカワムラで〝本物〟の神戸ビーフを心ゆくまで神戸ビーフ神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座③但馬牛のルーツ 神戸ビーフが一定の基準を満たした但馬牛うしのお肉であることは、これまでご紹介の通りです。 その但馬牛の由来について、『古事記』には新羅の王子、天あめのひ日槍ぼこが朝鮮半島から牛を連れてきて、その子孫の田た道じ間ま守もりが出石(豊岡市)に住み着いたとあります。また、『魏ぎ志し倭わ人じん伝でん』には日本にはもともと家畜としての牛はいなかったと記されています。 ゆえに但馬牛のルーツをたどると、3世紀前後に大陸から渡来した可能性が否定できませんが、これはあくまで神話の中の物語であり、縄文時代から日本に牛がいたという見解もあります。いずれにせよ神話に出てくるくらいですから、昔から但馬の人々にとって牛が重要で大切な存在であったことは間違いないようです。動画はこちらから58

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