KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年7月号
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記念式典は、家次氏の中谷財団沿革と事業内容の紹介、今後に向けてのメッセージで始まり、来賓諸氏から同財団の功績をたたえ、また次世代の研究者育成事業と「神戸賞」への期待を込めた祝辞が贈られた。続いて、長年にわたり医工計測技術の進歩に貢献し同財団の発展に尽力した3名(当日1名欠席)の功労者を表彰し閉会した。神戸市副市長 今西正男氏国立大学法人神戸大学学長藤澤正人氏財団の発展に尽力した功労者を表彰兵庫県知事 齋藤元彦氏神戸商工会議所会頭 川崎博也氏2012年、中谷太郎の意思を継ぐ中谷正理事から遺贈を受け当財団は新たな事業を展開し日本でも有数の規模の民間財団へと成長いたしました。研究者対象の助成・表彰事業において40年間で総数約2500件、58億円を超えるご支援を行い、近年は大学院生・学部生、小中高生に至るまで幅広い層に対してさまざまな研究助成を行っております。さらに40周年を記念して新たに創設した「神戸賞」では対象を従来の医工計測技術からBME分野へと拡大し、医療に関する研究技術の急速な進歩と環境の変化に対応してより幅広いご支援を継続していく所存です。一方、日の当たらない研究分野で研究費の調達に苦労されている地方の研究機関へも目を向け、また将来の科学者の卵である若年層に向けてさらに丁寧なご支援を地道に続けてまいります。皆さまの変わらぬご支援・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。公益財団法人中谷医工計測技術振興財団家次恒代表理事中谷財団設立40周年式典41

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