KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年7月号
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神戸ポートピアホテル 神戸市中央区港島中町6-10-1TEL.078-302-1111(代表)〈取材を終えて〉スタッフのアイデアを採用した新しい挑戦に関して、同ホテルはSDGsの取り組みの一つとして、2022年からホテル敷地内で養蜂を行っている。そして、採れた蜂蜜は初年度190㎏、2年目は300㎏。今年も順調だそうだ。社長ご自身も仰られていたが、正直、ポートアイランドでそんなに蜂蜜が採れるほど花が咲いていたのか、と驚いた。「どうせポートアイランドでは無理だろう」そんな固定観念で前に進んでいなかったらこの発見も無かったはずだ。「とりあえず、いっぺんやってみる」、その柔軟さと挑戦力が新しいビジネスチャンスを生み出すのだと改めて勉強させて頂いた。「ポートピア産純粋はちみつ ~Portopia Honey~」はホテルのオンラインショップでも数量限定で販売しているので、興味のある方はぜひ味わって頂きたい。〈プロフィール〉蔭岡翔(かげおか しょう)放送作家・脚本家神戸市東灘区在住。関西の情報番組や経済番組などを企画・構成。日本放送作家協会関西支部監事。日本脚本家連盟関西地区総代1万組以上のウエディングをプランニングしてきた経験を活かして、出会いからご成婚までをサポートするサービスです。また、ホテル事業以外の取組みとして、市民広場の指定管理運営も行っていて、イベントなどを通して街の賑わい作りにも取り組んでいます。こういった活動には、従業員から出たアイデアを採用するなど、従業員が活躍できる環境作りも行いながらホテル事業以外のところでもビジネスチャンスを作っていくつもりです。最後に、ポートピアホテルにとって神戸とはどういう街でしょうか?当社の元々の成り立ち、設立した動機は、当時、「神戸という国際都市に相応しい本格的な規模のシティホテルがない」という課題意識でした。設立当初は、街の規模に対して大きすぎるなどといった、周りからの指摘もあったそうですが、地元の行政や経済界にも後押ししてもらいながらここまでやってこれました。その意味では、ホテルを育ててもらった街ですので、「マザーシティ」のように感じています。訪れてよし、暮らしてよし、そう言われる街になるように期待しています。イベントなどを通して市民広場の賑わい作りにも取り組むホテルならではのおもてなしを活かして結婚相談所を設置36

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