KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年7月号
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社会現象にもなった『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインなど、アニメーターとして活躍してきた安彦良和。彼の50年にわたる画業を振り返る大回顧展がスタートした。オープニング会場となる兵庫県立美術館は、今後巡回する会場の中でも最大級の規模で、作品・資料も約1400点と、最も多く展示される。安彦良和は1947年に北海道遠軽町の農家に生まれ、幼少期に手塚治虫らの漫画に触発されて独学で絵を描き始めた。弘前大学在学中、学生運動に身を投じたことで大学を除籍となり、上京後に虫プロダクション(手塚治虫創設)の養成所に入ってアニメーターとして活躍を始める。『宇宙戦艦ヤマト』等の制作に参加した後、1979年スタートの『機動戦士ガンダム』の製作に携わる。現在は漫画家として、その卓越した画力と「小さき者の視点」による深い物語づくりによって、数々の作品を生み出している。©創通・サンライズ©高千穂&スタジオぬえ・サンライズ©サンライズ©安彦良和・THMS ©学研・松竹・バンダイ©安彦良和/KADOKAWA2626

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