KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年7月号
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後世に受け継ぐ震災の跡観光・休息・学びが詰まった散歩の後は終わりが始まり。中突堤中央ターミナルからスタートし、「BE KOBE」、「メリケンパーク多目的芝生広場」、「神戸港 震災メモリアルパーク」の「1MILE ROAD」コースを予定通りのタイムで終了。いよいよ待望の『boh boh KOBE』へと乗り込む。船内1階オープンキッチンでは、京懐石『杦-SEN-』で料理長を務める杉澤健が監修した、こだわり抜いた神戸食を楽しむことができる。また、裏六甲にある弓削牧場の消化液を使って育てるハーブが並ぶ潮風香るオープンデッキでは、神戸空港を離着陸する飛行機を手中に収めることができる。あ、そろそろ本当の汽笛が鳴りました。本日の「あいまのりすと」はこれにて完成!散策のシメは、東側岸壁に位置する「神戸港 震災メモリアルパーク」へ。1995年に発生した阪神・淡路大震災で被災したメリケン波止場の一部を当時のままの状態で保存された公園だ。模型や映像、写真パネルなども展示されており、震災の恐ろしさを体感できる場所となっている。震災を体験していない世代にも、当時の被災した状況を肌で感じることができる貴重な場所となっている。「神戸港 震災メモリアルパーク」神戸市中央区波止場町2☎ 078-321-0085「メリケンパーク多目的芝生広場」兵庫県神戸市中央区波止場町2「BE KOBE」神戸市中央区波止場町2(プロフィール)中西若菜(なかにし わかな)ひまつぶしをこよなく愛するZ世代クリエイティブディレクター・放送作家。テレビ番組、イベント制作の傍らデザイン作品をSNSで発表し代表作に「マカロニえんぴつ」(2022年夏フェスグッズ)がある。日本放送作家協会関西支部会員。―神戸港 震災メモリアルパーク――boh boh KOBE―125

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