KOBECCO(月刊神戸っ子2024年6月号
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5月11日(土)、第137回「酒蔵文化道場」@神戸酒心館に参加させてもらいました!人生を豊かにする“大人の寺子屋”。酒蔵で開催ゆえ、放課後(講義後)も楽しい!神戸酒心館神戸市東灘区御影塚町1-8-17078-841-1121(神戸酒心館事業部)【神戸酒心館「酒蔵文化道場」】日本酒「福寿」の醸造元、神戸酒心館の「酒蔵文化道場」が始まったのは2000年。震災で被害を受けた木造の酒蔵を遺したいと1997年に再建した酒蔵ホール「神戸酒心館ホール」の文化発信の取り組みとして、著名な文化人や専門家が講師となり、日本文化を中心とした講義を130回以上開催してきた。内容は小泉武夫氏による発酵食品や伊勢神宮式年遷宮の御鏡、銘木師の話、さらにはホールを飛び出して流鏑馬を鑑賞する校外学習など、実に多彩で毎回大盛況。講義後は「福寿」のきき酒のご褒美もあり、さらに希望者は「蔵の料亭 さかばやし」で講師を囲んで料理や蔵出しの酒を楽しむ懇親会にも参加できる。講義についての意見を交わしたり、道場の同級生との再会を喜んだり。第一回から足繁く通う熱心な受講生も、初めて参加の人も、皆で楽しく学習できる絶好の学びの場となっている。第137回は「運動と健康づくり~三日坊主からの卒業を目指して~」をテーマに神戸大学大学院・人間発達環境学研究科教授の原田和弘氏が登壇。運動と健康との関係、運動を無理なく続けるポイントを心理学・行動科学の研究成果を踏まえて講義。今より身体を動かす時間を10分増やす「+10」の発想や三日坊主回避のための運動の状況設定やモチベーション発見など、為になる内容に皆、熱心に耳を傾けた。参加した人達は「人生100年時代、運動はもちろん学びもモチベーションが大事。早速、実践してみたいことを多々学べた」「興味のあることはスマホで何でも検索できるが、道場では未知の分野に触れる機会が多く、視野が広がる」と満足した様子。新しいことを知って知識が増えていくのは年齢を問わず楽しいもの。「酒蔵文化道場」は数ヶ月ごとに開催。ビジター参加料は2千円。講演後の懇親会は別途5千円。次回は9月頃開催予定(詳細は夏頃にサイトで発表)。酒蔵で日本文化を学ぶ運動三日坊主から脱出!第137回講師 神戸大学大学院の原田和弘氏85

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