KOBECCO(月刊神戸っ子2024年6月号
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ビフテキのカワムラ神戸本店 昭和47年に創業したカワムラがその3年後に移転・拡張しオープンしたのがこの神戸本店。それから半世紀近い星霜を重ねたいま、煉瓦に老舗の風格が滲む。昔なじみの地元の常連客が多く、親子三代にわたり愛顧するお馴染みさんも。個室2室、半個室1室を備え、大切な日の会食の利用も多いとか。一方でテーブル席やカウンターはアットホームな雰囲気に包まれ、カジュアルに利用できる。 神戸本店で味わえるのは、自慢の鉄板焼ステーキだけではない。定評のあるカワムラ厳選の神戸ビーフをすき焼きやしゃぶしゃぶで賞味できるのはここだけ。お肉の地方発送も承っている。 第二神明大蔵谷ICからほど近く、交通も至便。カワムラの真髄が息づく〝総本山〟は、一度は行くべき価値がある。ビフテキのカワムラで〝本物〟の神戸ビーフを心ゆくまで神戸ビーフ神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座②「神戸牛」という牛はいない? 前回ご紹介したように、神戸ビーフは代々兵庫県内で受け継がれてきた黒毛和牛=但馬牛を県内で育て出荷された但馬ビーフのうち、肉質などが一定の基準を満たしたものです。 肉質の判定はお肉になった状態でしかできません。したがって、お肉になるまでは神戸ビーフかどうかわからないので、どこの牧場を探し回っても「神戸牛」という牛を見つけることはできないのです。 また、兵庫県では畜産業界の慣習にしたがって、「牛」を「うし」と読む場合は生体、「ぎゅう」と読む場合はと畜された後のお肉の状態としています。神戸ビーフは「神戸牛」とも表記されますが、これは「こうべぎゅう」と読むのが正しく、「こうべうし」ではありません。動画はこちらから62

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