KOBECCO(月刊神戸っ子2024年6月号
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Q.漫画で描かれている世界と渡辺さんの生活、似ていますか?だいたい同じです(笑)。周りには、のだめみたいに不思議ちゃんで驚くほど上手な人もいるし、峰くんみたいにクラシックを勉強しながらロックの演奏に励んでいる人もいます。千秋くんほど自信満々な人はいませんが…(笑)Q.共感するキャラクターはいますか?コンクールに挑戦し始めた頃に読み始めたので、コンクールの描写は自分と重なる部分があるなぁと思いました。千秋くんが本番で焦ってしまって、自分の指揮ができなかったところは、私にも似たような経験があって、読んでいて辛かった。私も完璧主義なところがあるので、千秋くんの悔しさがわかりました。そういう意味クラシック音楽コメディ『のだめカンタービレ』は、2001年のコミック連載開始からドラマ化、映画化に続き、2023年にはミュージカルを上演し話題となりました。『生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』も、夏休み恒例となった人気の音楽会。この夏、兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール にソリストとして登場するヴァイオリニスト・渡辺紗蘭さんにお話を伺いました。渡辺紗蘭 Sara Watanabe(Violin)2005年生まれ。兵庫県出身。相愛大学付属音楽教室修了。2022年第91回日本音楽コンクールバイオリン部門第1位、併せて増沢賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞を受賞。第25回松方ホール音楽賞、いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞受賞。2021年ハマのJACKソリストオーディションZカテゴリーに合格、NHK交響楽団メンバーを中心とするオーケストラと共演。また、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団と共演。使用楽器は、一般財団法人ITOHより貸与されている1779年製のJ.B.グァダニーニ。これまでに、マウロ・イウラート氏、現在、小栗まち絵氏、原田幸一郎氏に師事。東京音楽大学付属高等学校を経て、東京音楽大学2年に特別特待奨学生として在学中。音楽大学に通う19歳。リアルな“のだめカンタービレ”生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会渡辺 紗蘭さんヴァイオリニスト44

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