KOBECCO(月刊神戸っ子2024年6月号
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というのも、木材にするために木を植えた山ではないので、スギ・ヒノキといった針葉樹ではなく広葉樹が主な種類なんですが曲がったりしたものが多いので、山から下ろすのも大変ですし、加工するのも大変。ただ、個性や色んな表情の木材ばかりなので、そこが魅力だと思います。また、均一ではないので、先に作る製品を決めるということができず、木材の形や表情を見てから製品を決めるというものづくりになるのですが、その点も面白いですね。2015年からは「Kobe もりの木プロジェクト」が立ち上がりました。はい。六甲山って保安林があったり、触ったらいけない山みたいな感覚があると思うんですよ。木を切れるんですか!?みたいな。そこで、「六甲山の木は使えるんですよ」ということを知ってもらうための活動としてワークショップをやっていきました。加えて、小学生ですと、木を切ることは自然破壊みたいに思ってしまう子どももいるので、31

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