KOBECCO(月刊神戸っ子2024年6月号
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~タイムリミット1時間の小散歩~帰ってきた「神戸ポートタワー」が赤く染まるころ、仕事帰りのビールを想像するだけで「ゴクリ」と喉が鳴る季節が到来した。今日は神戸元町へと舵を切り一風変わった呑み方をご紹介したい。ルートは海岸線みなと元町駅~JR神戸線元町駅までの商店街コース。もちろんメモ帳には都度、「あいまのりすと」(合間のリスト)が記されていく。優劣のない玉石混淆の飲食店が立ち並ぶこの街で、ひとり宴会スタートです。Vol.6神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」から徒歩約2分の場所に位置する木製看板が目印のお店『みつは』。店主の本庄直也さんの好物という「串カツ」と「明石焼き」を提供する専門店だ。季節の食材が楽しめる串カツは約18種類。鰹と昆布の天然出汁にこだわる明石焼きも絶品だ。「どちらもやりたかったのが正直なところです」と笑顔で話す本庄さんのお話を伺いながら今夜のアテとなる串カツ盛り合わせをテイクアウトした。続いては、南京町にたたずむレンガ造りの外観が目印の『ゲストハウス神戸なでしこ屋』。こちらのお店は、外国人観光客に向けた宿泊施設として2019年にオープンし、現在も世界中の人をつなぐ場所として愛されている。世界一周旅行をするほど、旅が好きだと語る店主の池端浩美さんは、神戸が旅の拠点になることを目標に、快適で安全な滞在を提供している。2階と3階が客室になっており、屋上の『THE DECK』では開放的な空間の中でグランピングを楽しむことができる。―みつは―世界中をつなぐ旅の拠点串カツと明石焼きのコンビネーション―ゲストハウス 神戸なでしこ屋―136

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