KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年5月号
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これまでの川西市医師会市民医療フォーラムを振り返って兵庫県医師会の「みんなの医療社会学」 第百五三回系研究科精神医学教室准教授の吉山顕次先生は、平成23年の第9回「だいじょうぶ?そのもの忘れ」で「知っておきたい認知症の知識と最近のトピック」をテーマに基調講演をしていただいた數井裕光先生のお弟子さんで、とても楽しみにしていたんですよ。川西市医師会では市民医療フォーラムを県内各市町の医師会の中でも早い段階の平成15年から開催してきまして、これまでもさまざまな課題について情報の発信をおこなってきましたが、認知症をもう一度、12年ぶりにテーマに採り上げて、市民のみなさまと一緒に考えようと思っていたのですが。─中止になった第21回のサブタイトルにある「つながりノート」とは何ですか。織田 これは、まさに第9回がきっかけとなってできたもので、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるため、必要な医療との誤作動による水損事故が発生して施設全体が使用停止になってしまい、残念ながら中止せざるを得ませんでした。─それは残念ですね。織田 実は、基調講演をお願いしていた大阪大学大学院医科─毎年恒例の川西市医師会市民医療フォーラムですが、昨年は中止になったそうですね。織田 「どうする認知症~知って得するつながりノート~」をテーマとして11月11日に開催する予定でしたが、10月に会場のみつなかホールでスプリンクラー川西市医師会 会長織田内科診療所 院長織田 行雄 先生88

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