KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年5月号
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で奮闘していた恩師の深山龍洞氏に「私と同じ道を進んでくれませんか」と伝えられて書家を目指したというエピソードを披露。師の志を受け継いだ井茂さんはその後、指折りのかな書家として活躍するだけでなく、書道会を牽引する存在に。現在は書道のユネスコ世界無形文化遺産登録を目指して活動しており、順調なら2年後には実現する見込みとのこと。「日本文化、書道の文化の継承と発展のために頑張りたい」と井茂さんは語った。オンエア終了後、スタジオを出た田辺先生は関係者の盛大な拍手で迎えられ、花束が贈呈された。終わりがあれば、始まりがある。4月6日、ラジオ関西で新番組「田辺眞人のラジオレクチャー」がスタートした。活動写真弁士の大森くみこさんが〝生徒役〟となって毎回ちょっとした歴史の講義がおこなわれ、初回は4月6日が「城の日」であることからお城がテーマに。「大森さん、お城と言えばどんなお城を思い浮かべますか?」「兵庫県ですし、やっぱり姫路城!」というやりとりから、田辺先生のレクチャー開始!姫路城は明治になって商人が瓦目当てに買おうとしたが瓦のサイズが大きすぎて売れずに解体を免れた、戦国時代の城の櫓はもともと「矢の倉」=武器庫だった、神戸市内だけでも103の城があったなどなど、お城についてのトリビアが次から次へと飛び出して大森さんは驚くばかり。初コンビとは思えないほど息ピッタリの軽快な掛け合いで、大いに盛り上がった。番組では須磨寺副住職の小池陽人さんの法話のコーナーもあり、わずか40分ながら内容は濃厚。毎週土曜朝8時15分~8時55分は、AM558、FM91.1、ネットはradikoにアクセスして、ラジオで楽しく歴史を学ぼう。音楽のまち宝塚コンサート日時 5月18日(土)13:00開場・13:30開演宝塚ベガ・ホール(阪急宝塚線清荒神駅下車すぐ)ピアノ演奏 坂本恵子ベートーヴェン:エリーゼのために・悲愴モーツァルト:トルコ行進曲ショパン:子犬のワルツ他入場料 1,000円トーク 坂本恵子・田辺眞人申込・問合せ (公財)宝塚市文化財団TEL.0797-85-88444月から大森さんとの「田辺眞人のラジオレクチャー」がスタート87

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