KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年5月号
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け入れることは難しくても、閉ざさずにいられたらいいですね。自戒を込めて言ってます(笑)。難しくはないはずなんです。見た目は嫌だけど、食べてみたら嫌じゃなかった、みたいな話(笑)。子どもたちが生きていくこれからの社会のために、フレキシブルに対応できる大人になりたいです。取材協力トアロードデリカテッセンす。そういうことも、娘が生きていく社会が優しくあってほしいという願いを込めて書いています。“優しい社会”にするためには?差別ってよくないね、という共通認識をもつこと。日々、愛をもって生きること。歳を重ねるといろんなことが煩わしくなる。知らないことはシャットダウンして凝り固まっちゃう。受谷生 俊美(たにお としみ)1973年、京都生まれの神戸育ち。東京外国語大学大学院博士前期課程修了後、日本テレビ入社。映画プロデューサーを夢見るも報道局に配属、社会部遊軍、外報部、社会部警視庁担当など男性記者として活動。その後、カイロ支局長。帰国後、再び外報部。編成局編成部に異動し「金曜ロードショー」「映画天国」プロデューサー。この頃から本格的なトランスを開始する。このあたりの経緯は本書に詳しい。2018年10月より「news zero」に日本で初めてのトランスジェンダーのニュースコメンテーターとして出演。現在、グローバルビジネス局スタジオセンターにて映画プロデューサーとして活動。細田守監督『竜とそばかすの姫』、百瀬義行監督『屋根裏のラジャー』等を手がける。『パパだけど、ママになりました』著者:谷生俊美 発行:株式会社アスコムtext・田中奈都子80

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