KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年5月号
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ビフテキのカワムラ三宮本店 カワムラの中でも「本店」を冠する2店舗のうちの1つ。三宮駅から徒歩でわずか2分でありながら、ドアを開ければヨーロッパの古城を思わせる荘厳で落ち着いた雰囲気で、神戸らしい異国情緒が漂う。 フロアには広めのカウンターとテーブル席が独立性を保ちながらゆったりと配されていて、ゆっくりと食事を愉しめる。その奥には個室が2室あるが、仕切り扉を開き一つの大空間としてパーティーなどにも使用可能だ。 「神戸に来たなら神戸ビーフを」という期待に応えるべく、品評会で優秀賞を獲得した稀少な肉をはじめ、厳しいまなざしで選んだ正真正銘の神戸ビーフを銀盤の如く磨き上げられた鉄板の上で丁寧に焼き上げる。さあ、本場、神戸で、本物の神戸ビーフだけが持つ珠玉の味に耽ろう。ビフテキのカワムラで〝本物〟の神戸ビーフを心ゆくまで神戸ビーフ神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座①神戸ビーフとは? 神戸ビーフには明確な定義があります。まず前提として、但馬ビーフであることが必須です。これは、代々兵庫県内で受け継がれてきた黒毛和牛=但馬牛の血統である、繁殖から出荷まで神戸ビーフ流通推進協議会に登録されている生産者が兵庫県内で飼育管理、兵庫県内の食肉センターに生後28~60カ月、去勢牛または雌牛などと定められています。 神戸ビーフはその但馬ビーフのうち上位のもので、さらに経産牛ではない、BMS値(脂肪交雑基準)がNo.6以上、枝肉重量が500kg未満で去勢は300kg・雌は270kg以上など、厳格な規定があります。 但馬ビーフにおける神戸ビーフの割合ですが、2010年頃は50%弱でしたが、一昨年は92%に向上しています。動画はこちらから62

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