KOBECCO(月刊神戸っ子)2024年5月号
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近代建築の三大巨匠と言えば、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライトですが、彼らと神戸や阪神間にはどのような接点があるでしょうか。コルビュジエに関しては吉阪隆正による浦太郎邸(夙川)、坂倉準三建築事務所が設計した芦屋ルナホールと、彼の弟子たちが関わった建築があります。ミースは神戸の老舗家具店、永田良介商店の三代目の永田善従が留学したデザイン学校、バウハウスの当時の校長です。そんな2人に比べ、ライトは神戸や阪神間により縁が深いと言えるでしょう。まず、芦屋に自身の作品を残しています。そう、ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)がそれです。また、武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)は、ライトの弟子の遠神戸・阪神間とフランク・ロイド・ライトそして、彼の建築思想を現代へ芦屋モデルハウス「MADISONA(マディソナ)」132

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